カーフィルムをきれいにはがす方法
ガラスに貼り付け済みのカーフィルムを手早くはがす方法を説明しています。
粗悪なフィルムほど手強い
長年貼ってあったカーフィルムが変色したり、空気が入ってしまって汚かったり、 貼り直そうと思って少しはがしてみるとノリがガラスにべっとり残ってお手上げ状態になることがよくあります。
フィルムの種類によっては、貼り付け後何年経ってもきれいにはがれることもありますが、粗悪なフィルムだと、 こびりついたノリは本当に厄介です。
楽してフィルムはがれず?
このノリを簡単にはがす方法は正直なところ、なかなかありません。しかし比較的楽にはがれる方法をご説明します。
業務用ノリはがしが手に入れば一番良いのですが、通常は手に入りませんので、まず自動車用品店などで、カーフィルムはがしスプレーなどを購入しましょう。
ガソリンなどでも代用できるのですが、 取り扱いが危険ですしにおいが車内に残るので使うのはやめましょう。
引くのではなく押し持ち上げる
次にフィルムをはがしていくのですが、フィルムを引っ張る方向がポイントです。 手前に引っ張るのではなく、持ち上げる感じではがすとノリがガラスに残りにくくなります。
はがれにくい場合はドライヤーなどでフィルムとノリの接点を暖めながらはがすのも良いでしょう。ガラスからフィルムがすべてはがれたら、買ってきたスプレーを全体に吹き付けて数分間放置します。
その後、霧吹きに洗剤水を入れてその上から吹き付けます。 この作業をすると、スプレーで溶けた柔らかいノリも白く変色して固くなります。(ノリの種類にもよります)
ポイントはスチールウール!
洗剤水を吹き付けながら、フライパンや鍋を洗う時によく使うスチールウール(ボンスターという名前で販売されてます)で、 窓ガラスをゴシゴシ擦りましょう。
熱線のあるリアガラスの場合は熱線付近は丁寧に擦り落とす感じか布を使って擦ると良いでしょう。
それ以外の窓は、洗剤水を吹き付けては擦り、擦っては吹き付けてを繰り返していきます。
この作業でまだ取れないノリは、もう一度初めから作業をやり直せば大丈夫だと思います。
ほとんどの場所はスチールウールを使ってノリを落とすことができるのですが、スチールウールで届かない場所は、プラヘラなどを使って、 擦り落としていきます。他にもカッターの刃を使ってそぎ落とすことも有効な方法ですが、ガラスに傷が入ったり熱線を切断する可能性もあるのでお勧めできません。
フィルム貼り付け時の仕上がりにも左右する
カーフィルムをはがす作業は、かなり根気が必要ですが、この後フィルムを貼る場合、 きっちりはがしておかないと仕上がりがとても悪くなってしまうので、時間をかけてゆっくり作業するのが良いと思います。