貼り付け後の仕上げ

貼った後のしわ消しやゴミ消し

すべての窓にカーフィルムを貼り付けたら、仕上げに移ります。




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外側からフィルムを貼り付けたガラスを見て、気泡や水泡がないかを確認。

水泡・水分が入っている(上図1番)と、貼り付けたカーフィルムの色がまだらに見えます。水泡の場合 は、水分が自然に抜けていきますが、気泡が入っている(上図2番)場合は、放っておいても抜けませんので、見つけた時点で、気泡はしっかりフィルムの外へ 押し出すようにしましょう。乾いてしまってどうしても気泡が抜けない場合は、気泡の中心部分を針で突いて、中に残った空気を抜いてあげましょう。

ガラスの黒縁部分と透明部分の境界線をじっくりみて、しわが現れていないか確認。

作業後によく出てくるのが、角の形をしたしわ(上図3番)です。ガラスの黒縁部分から4~5センチ程 度出てくることが多いのですが、このしわが出てきた場合は、プラヘラなどを使ってしわの端(ガラス中心側からガラス外側に向かって)へゆっくりと押し出す ように消していきます。何度押しても消えない場合は、フィルムから水分が完全になくなるまで待って(約1週間)、もう一度押して見て下さい。

窓の四隅を見てフィルムが大きくはがれてきていないかを確認。

フィルムを貼り付けた後に、四隅からはがれてくることがあります。(上図4番)フィルムの水抜きがしっかりできていない場合によく起こりますが、もしはがれていたら、あわてずはがれた部分に霧吹きで水を吹き付けて、貼り直して下さい。

フィルムとガラスの間に小さなゴミや髪の毛などが入っていないか確認。

フィルムとガラスの間にゴミが入っている(上図5番)と、外から見たときに、小さな気泡ができて、そ の中心に小さなホコリが入っているのが確認できるはずです。小さなホコリの場合は、ホコリの中心部分を爪などで擦ると、ホコリがフィルムのノリに埋まり見 えなくなります。大きいホコリや髪の毛の場合は、消すことが困難ですので、諦めるしかありません。貼る段階でできるだけホコリが入らないようにするのが一 番のポイントとなります。なおプロが使う工具には、こういったホコリを取り除けるものもあります。

以上を確認して、問題なければ、作業で汚れた窓や内張をきれいに掃除して、作業完了となります。作業中に大量の水を使っていますので、しっかりと水分を取り除いておきましょう。

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